【インタビュー】小川孔一|HAPPY WOMAN代表

小川孔一|HAPPY WOMAN代表

国際女性デーが特別な日でなくなる社会を目指して
社会的ムーブメントを起こし社会を変える。HAPPY WOMANの挑戦

「2017年『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』を立ち上げた時には、まだ誰もSDGsも国際女性デーも知らないし、興味すら持ってもらえなかった。むしろジェンダー平等という言葉に抵抗感を示される企業も多かったですが、7年経った今、国際女性デーが社会的ムーブメントになってきたことを実感しています。
 まだまだ日本では、政治・経済分野で大きな男女格差があることは事実です。人口の半数ずついる男女のジェンダーバランスを改善していくことが持続可能な社会づくりにも大きく貢献できると考えています。目標5のジェンダー平等を実現しようは他のすべての目標と不可分であると明記されています。SDGsの実現になくてはならない横串です」

 ジェンダー平等社会実現に向け挑戦しているのが国際女性デーの社会的ムーブメント化。国連が定めた記念日は年間通じて数多くあるが認知されている日は少ない。

 国際女性デーを社会的ムーブメント化することにより、すべての人がジェンダー平等について考えるきっかけになると考え、『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』を立ち上げ。2030年までに全国47都道府県での開催を目標に設定し、7年で24都道府県まで拡大している。

「ESG投資など、企業に対する社会の期待はかなり高まっています。上場・非上場を問わず、企業の社会的責任を改めて問われており、組織の繁栄・発展のためには財務的に優れた成果を残すだけでなく、社会のためにどのように貢献できるのかを示す必要があります。株主、社員、顧客、地域社会を含むすべてのステークホルダーに恩恵をもたらさなければならないのです。その中で改めてジェンダー平等の重要性に気付き、国際女性デーが注目されています」

 社会を本質的に豊かにしようとする取り組みが重要視され、株主だけの利益ではなく、その企業で働く社員や地域の幸せも考えた社会的意義に根差したイノベーションが必要になっている。

「2023年から新たなチャレンジをスタートします。すべての人が、持っている力を発揮できる社会実現を目的にした『エンパワープロジェクト|BE HAPPY』です」
 
 昨年の調査で、20代~50代の働く⼥性にの62%の方が「⾃分に⾃信がない」という結果に。(「働く⼥性の意識・⾏動実態調査2022」(HAPPY WOMANとチョコラBB共同調査)

「日本は世界各国と比較しても自己肯定感が低い国。また、アンコンシャスバイアスが根ざしている国です。この解決が女性活躍推進の鍵であることがわかりました。年間を通じて男性も女性も全ての人を対象に、自己肯定感アップや偏見を取り除くことにつながる情報発信やイベント開催など、誰もが幸せに生きていける社会づくりに向けて推進していきます」

「社会を変えるためには、どうすればよいのか。誰も独力では動かせないものです。そのためには、自分と相手の興味関心をかき立てることがポイントになります。私はそこにエンターテインメントの要素を加えて、巻き込みながら社会的ムーブメントを起こすことに挑戦し続けています。
 そのキーワードがワクワクドキドキです。このワクワクドキドキは生きていく中でも幸運のサインだと考えています」

 社会や企業を一夜にして変えられる人はいない。ただし、好奇心やワクワクドキドキする気持ちを集団で持つことができれば、それを実現するために必要な要素が揃ってくるのではないだろうか。

「誰にでも社会を変える力はあると思います。それを集結させることに挑戦し続けていきたい」

PROFILE

広告制作会社、株式会社マイナビを経て起業。
2015年に一般社団法人HAPPY WOMANを設立。2017年より『国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA』をスタートし全国展開。コンサルティング、マーケティング、プロデュースなど幅広く活動中。ヨーロッパで発行のフランスの月刊誌「ZOOM JAPON」の【明日の日本を創る50人】にも選出された。

小川孔一|HAPPY WOMAN代表
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